2009/01/15 (木) 12:07
ふたつでひとつ。
最近いつもアタシはアイツらと一緒に居る。
アイツらはいつも一緒。
そう、揃って初めて意味を成す。
そんな存在だった。
そんなヤツらを多く知っているが
大概…片方が行方をくらまして
そのまま捜索もせず
アタシは毎年 新しいヤツらに出会った。
だが、私も大人になったから
私の不用意な行為で
双方を引き離してしまうようなことなどなくなって…
そう、温かさに安堵してしまったのかもしれない。。
もう数年来の付き合いになる。
先日、仕事の帰りも一緒だった。
仕事の用事があって、郵便局に寄ってもらって
そのあと、家の近くの本屋に寄って
あれこれ見て回って会計を済ませて店を後にした。
頬にかざはなが触れて
初めてその寒さに気が付いた。
そして、寒さに気付いたとき
アタシは大事なモノを失ったことに気付いたんだ。
━アイツらは?
寒空の下、アイツらが居ないのに
長時間アイツらを探し歩くなんて出来なくて
アタシは肩を落として家路についた。
翌日、べ、別に居なくたって他のヤツがいるし!!!
そんな気持ちで仕事に向かったけど
やっぱりアイツらのぬくもりが…
忘れられない。
帰宅時、アタシはまた本屋に急いだ。
誰か、アイツらを見てるかもしれない!!
何か…なんでもイイ
情報が欲しいんだ!
…
……
くゆら「あの…アタシ昨日大切なモノを失ってしまって…」
店員 「はい。どのような…」
くゆら 「特徴は…」
アタシは必死に説明した。
店員さんが 別の店員さんに耳打ちをしている。
色々聞いてまわってくれてるようだ。
あぁ、どうか…どうか目撃証言だけでもありますように。
祈りは通じた。
店員 「もしかして…こちらの…」
くゆら 「!!!! あのどこらへんで…」
店員 「外に。見つけた人が居ましてね^^」
くゆら 「どうもありがとう!!」
この寒い中。
アタシの心はあったまった。
そして、またアイツらと一緒に居られる。
体も心なしか温かい。
もう…離さないよ。
なくしたり…しないよ、大切な
大切な…
てぶくろー♪
以上。
ツタヤの駐輪場で発見されたアタクシの愛用手袋を拾ってくださった方。
ホントにホントにあざましたーーーーーー!!!!!!
友情出演
おかっぱ頭の店員
アイツラという名の手袋
++リアル++
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